ブロックチェーンを構成する基本技術の1つが「ハッシュ関数」です。
「ハッシュ関数」とは、何かのデータを入力すると、規則性のない一定の桁数の値を出力する演算手法です。同じデータからは同じハッシュ値が得られますが、元となるデータの内容がわずかでも異なると、同じハッシュ値が出力されることはほとんどありません。
また、得られた値は「ハッシュ値」と呼ばれます。
ハッシュ値から元のデータ内容を推測するのは非常に困難とされる特徴を利用して、データの改ざんや欠落の検出などに用いられています。
ブロックチェーンでは主に「ブロックとブロックのデータの連続性の検証/保証」に用いられています。
この他、ブロックが新しく生成される際にも、ハッシュ値の計算を応用して不正を排除する仕組みなどがあります。
また、ハッシュ関数の特徴のひとつとして「不可逆」であることが挙げられます。
「ハッシュ値」から元の値を割り出すことは、ほぼ不可能なので、「ハッシュ値があっているか?」ということは、元の値からもう1回ハッシュ値を出して比較するしかありません。
これが「ブロックとブロックのデータの連続性の検証/保証」を非常にシンプルに実現する仕組みです。
- 【動画&資料】BHIP勉強会「実案件で学ぶ、ブロックチェーン開発の進め方(第1回)」講師:INDETAIL - 2021年2月17日
- 【無料・Zoom開催】実案件で学ぶ、ブロックチェーン開発の進め方(全2回:2月15日、3月15日) - 2021年1月29日
- 【募集】エンジニア向け勉強会「エンタープライズブロックチェーンの今」 2月13日(木)札幌 - 2020年1月7日
本記事に対するコメントはまだありません